本記事は、起業や独立をする際に必ずつきまとう「お金の不安」について記載しています。

起業や独立を考えている方の参考になればと思います。

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起業する時の不安ってなに?

誰しもが起業する際に感じることの一つは、将来のお金の不安ではないでしょうか?むしろ将来のお金の不安がないのであれば、もっとチャレンジングに起業したり、やりたいことを趣味にしていく人も増えるのではないでしょうか?

私も同じく、起業の際には将来のお金の不安をとても強く感じていました。そのような中で、少しでもお金の不安を減らしたいと思ってしたことをご紹介します。

不安を減らすためにまずはお金の見える化

することは極めてシンプルです。


現状の生活費として、何にいくら使っているか1円単位まで明らかにし、自分や家族がいきていくために、いくらの収入があればよいのかを明確にするだけです。
極めてシンプルですが、これが起業の第一歩でもあると思っています。


とてつもなく普通のことですが、皆さんは、毎月自分が何に対してどれだけのお金を使っているかを明確に知っていますか?


毎月の食費はだいたいくらでしょうか?
毎月の通信費はだいたいいくらでしょうか?
毎月のレジャー費用はだいたいどれぐらいでしょうか?
毎月の生命保険や医療保険の保険料はいくらでしょうか?

たいたい千円~五千円単位ぐらいで、上記の質問に即答できる場合は、毎月の支出管理がきっちりできている方だと思います。


実は、起業する前の私も、「なんとなく」は知っていましたが、本当に生きていくために必要な毎月のお金の額は具体的に把握できていませんでした。


でも、この額を明確に知ることで、いくらの売上高があればこれまで通り生きていけるのかがわかり、起業後すぐの短期目標が明確になり、一気に不安が小さくなります。

お金の不安を減らすために最低限必要な売上高は?

毎月生きていくために必要なお金が250,000円であった場合、その金額を0.7~0.8ぐらいで割戻してみましょう。


そうすると、丸めて310,000円~360,000円程度になります。

ここから当初の目指す毎月の売上高がざっくり350,000円と試算できます。
何の事業をするかによって、原価率が異なりますので、ここではコンサルティングなどの原価があまりかからない事業を想定して記載しています。

0.7~0.8で割戻したのは、売上高に対して2~3割を、税金や社会保険料、一定の経費(交通費等)として簡便的に見込んだということを意味しています。


もちろん収入/所得が上がっていけば、税率なども上がってきます。あくまでも最低限の収入/所得のケースで簡便的に計算する場合は、ざっくり2~3割で計算しておいても大きく外さないということです。

最低限必要な売上高の達成のために何をするのか?

まずは最低限の生活をするために必要な1ヶ月間の売上高は350,000円と計算できました。次に、この売上高350,000円を達成するために、何をすればよいのかを考えましょう。

例えば、1ヶ月50,000円のコンサルティング顧問であれば、7件の顧客を獲得すれば達成することができます。では、この7件の顧客を獲得するためには、だいたいどれぐらいの見込み客と会わないといけないでしょうか?

仮に契約率を1/3と仮定すると、7件×3倍の21件の見込み客が必要となります。21件の見込み客と会うためには、何をしていけばよいでしょか?


例えば、

  • ・WEBページのお問い合わせから月1件
  • ・知人/友人からの紹介で月1件
  • ・WEBセミナーで月1件
  • ・SNS等での情報発信から月1件
  • ・経営者交流会への参加で月1件

というように自分ができる行動からの見込み客の獲得件数を積み重ねていくことで、1ヶ月5件の見込み客と会えると計算できます。

これで21件の見込み客と会うまでに、約4ヶ月かかることが計算できます。

計画通り21件の見込み客と会えて、クロージング率が1/3で、契約単価が50,000円の場合、大体4ヵ月後には最低限の事業の採算ラインに乗ってくることがわかります。

この4ヶ月後に採算ラインが手許資金的に問題ないのであれば、WEBページを作る、WEBセミナーをする、SNS等での情報発信をするなどの行動をひたすらするだけになります。


自分ができる現実的な行動にまで落とし込むことができると、漠然とした不安がだいぶ小さくなってくると思います。