2021年以降は、コロナの影響を受けて中小企業の資金繰りがより厳しくなり、世の中から、中小企業の経営改善や企業再生系の知識やスキル、経験の必要性が高まります。
特に、中小企業の資金繰りや経営の支援、サポートをしているのが、会計事務所、税理士、公認会計士であると考えており、微力ではありますが、私の持っている再生系の知識、経験、ノウハウを伝える活動をしています。
今回は、2020年の年末から、2021年の年始にかけて、税理士法人アーリークロスさんに「中小企業向け事業再生実務論」と題して、今まで3回の勉強会を実施させて頂いた内容を少しお話させて頂きます。
![avatar](https://zeroichicfo.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0494-scaled-e1604827992165.jpg)
この勉強会の目的なども本記事に記載していますので、興味ある方は下の「申込ボタン」からご連絡ください。
私のノウハウ提供の勉強会は無料でしています(対応可能なキャパを超えると終了させて頂きます)。
税理士法人アーリークロスさんのご紹介
税理士法人アーリークロスさんは、九州/福岡を基盤に、創業からIPO、事業継承、相続、IT化の支援まで、ワンストップで高付加価値サービスを提供されているトータルサービス型の事務所です。
代表の小西慎太郎さんと、CBO兼CPOの花城正也さんがパワフルで、何ごとに対しても常に前向きで熱量がとても高く、事務所全体及びその所属メンバーがすごい勢いで成長されています。
2021年1月時点で、50名を超える素晴らしい仲間が所属されています。
改めて私、山邊のご紹介
私、山邊(やまべ)は、
- 1982年に兵庫県尼崎の病院で生まれる
- 2003年に公認会計士2次試験に合格
- 2005年に監査法人トーマツに入社
- 2008年にデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーに異動
- 2011年にデロイトでヴァイスプレジデント(マネージャー)に昇格
- 2013年に株式会社ナレッジラボを共同創業し取締役就任
- 2018年にナレッジラボがマネーフォワードの出資を受けて子会社化
- 2020年にナレッジラボの取締役を退任し再度独立
という職歴を得て、今ここにいます。
2008年から約13年間、コンサルティングの仕事をメインでやってきました。
コンサルティング領域としては、
- 大企業向けのM&Aアドバイザリー
- 中小企業向けのM&Aアドバイザリー
- 中小企業向け事業再生
- 中小企業向けIT化&業務改善
になります。
案件数に関しては、大小含めて少なくとも100件以上は経験してきました。
クライアントの企業規模でいうと、年間売上高が数兆円の大企業から、年間売上高が数千万円の中小企業まで幅広です。
そして自分が共同創業した会社では、会社の創業から、上場企業から出資を受ける&上場企業のグループ会社になる、という経験もあります。
外部、内部から数百社以上の企業を見てきて、企業規模によって、利害関係者、営業面、管理面、全く違うので、そのあたりも経験から相当程度熟知しています。
再生実務論の勉強会をするきっかけ
アーリークロスの小西さんや花城さんとお話をする中で、コロナの影響を受けて資金繰りが悪化している顧問先もあり、今後は顧問先を守るサポートをしていく必要がある、という話になりました。
アーリークロスさんでも、経営改善や再生について、今後さらに強化して、中小企業の支援をされていくという方針でした。
「たくさんの中小企業が困っている中で、僕たちができることを」という想いの中で、
まずは、お互いの持っている情報を交換しつつ、さらにはメンバー全体の知識量の底上げをするために、
「双方向でのディスカッションと質疑応答をたくさんする勉強会」をしようということになりました。
なお、アーリークロスさんは福岡、私は大阪/兵庫にいるので、勉強会はZOOMで実施しています。
再生実務論勉強会の実施日程と主な内容
こちらが勉強会をしている時の風景になります。
アーリークロスさんからは7名の方が参加して下さいました。
本当は動画を公開するために、ZOOMで録画をしていたのですが、
あまりにもディスカッションや質問の内容が濃すぎて、WEBで一般公開はできませんでした、、
編集も半日以上かけてしたのですが、内容的にカットしないといけないところ多くて、カットすると内容がつながらず一旦は断念しました・・・
(*_*)またどこかでチャレンジを・・・
【アーリークロスさんの参加者の方々】
![](https://zeroichicfo.com/wp-content/uploads/2021/01/2021-01-16_13h30_17-1024x560.jpg)
![](https://zeroichicfo.com/wp-content/uploads/2021/01/2021-01-17_07h28_22-4.jpg)
【山邊がZOOMで話をしているシーン】
![](https://zeroichicfo.com/wp-content/uploads/2021/01/2021-01-16_13h31_28-1024x580.jpg)
![](https://zeroichicfo.com/wp-content/uploads/2021/01/2021-01-16_13h35_28-1024x548.jpg)
各回について、主に以下 ↓ のような内容について話をした上で、超具体的な質疑応答をしました。
時間としては、講義90分、質疑応答60分程度です。
本当は毎回2時間を予定していたのですが、ディスカッションが盛り上がり、どの回も30分は延長するという流れになりました。
第1回目の勉強会 2020年12月3日 19:00~21:30
- 事業再生の仕事の進め方
- 私的整理と法的整理の違い
- 中小企業と中堅規模以上の案件難易度の違い
- 中小企業の再生実務の特徴
第2回目の勉強会 2020年12月23日 19:00~21:30
- 売上が右肩下がりの会社の対策を考える
- 世の中の金融支援(リスケジュール、債権カットなど)の割合を知る
- 暫定計画とその後の対策を考える
- 具体的な事例で再生を考える
第3回目の勉強会 2021年1月14日 19:00~21:30
- 受注ルートの開拓方法
- 中小企業再生支援協議会の活用
- 経営改善支援センター制度の活用
- レポート品質
- 受注時の案件の見極め方
今後の4回目以降も実施予定です。
再生実務論勉強会のメリット
この勉強会のメリットは、一方的な講義でのインプットではなく、講義に加えて、お互いに「具体的な質問」と「具体的な回答」のディスカッションを繰り返して理解を深めていく点にあります。
例えば、具体的な例としてはこんな感じです。
- 顧問先の以前の会計事務所の処理で、BSに不適切な資産が計上されているがどのように対応していくべきか
- 顧問先がどのような状況になれば、リスケジュールなどを勧めるべきか
- 経営改善やリスケジュールを提案する場合、どのような手順で、顧問先や銀行と話をしていけばよいのか
- 銀行の支店長や審査部とコミュニケーションを取るにはどのようにしたらよいのか
- 顧問先と銀行の利害が大きく対立してしまうような状況が生まれた場合、どのようなスタンスで動いていくべきか
などがディスカッションをした一例です。
実際には、もっと、もっと、もっとたくさんの具体的な質問が飛び交います。
相当踏み込んだ内容でのディスカッションをしているので、実際に中小企業の再生に取り組んでいる人や、取り組もうとしている人にとっては、確実に有益な時間になります。
再生実務論の勉強会に興味を持った方に
このようなアーリークロスさんとの再生実務論の勉強会に興味を持ってくださった方は、下の「申込みボタン」のリンク先フォームからご連絡頂けると嬉しいです。
必要として頂けるのであれば、ニーズ、ご要望を伺いながら、私が持っている中小企業向けの再生に必要な知識、経験、ノウハウを全て提供させて頂きます。
山邊とfacebook、チャットワークでつながっている方などは、違う方法でも全く問題ありません。連絡方法は何でも結構です。
ただ、下の「1つのお願い」までお読み頂けますようお願いします。
最後に、再生実務勉強会についての「1つのお願い」です。
繰り返しになりますが、この勉強会を通じて、私の持っている経験、知識、ノウハウなど、全てご提供させて頂きます。また、この取り組みは無料でしています。
私の対応キャパを超えた時点で終了させて頂く予定です。
でも、その代わりとなりますが、お申込みにあたってのお願いが1つだけあります。
この勉強会の取り組みは、今後確実に増えてくる「中小企業の経営改善や再生の局面」に対して、中小企業を支えるプロフェッショナルとして、適切に対応できる会計事務所、税理士、公認会計士の方が増えて欲しい、という想いがあります。
単純に勉強会をするだけでは、やったことがない人が事業再生の仕事をできるようにはなりません。
実際に行動に移さないと何も起こりません。
可能な限り丁寧にお話はさせて頂きますが、誰でも聞けばできる、というようなコンテンツではありません。
このため、未経験でも全く問題ありませんが、確実に行動する意思がある方のみ、お申込みをお願いします。
私も一人で活動をしているため、時間も有限のため、中小企業を支えていく方と、信頼関係を築かせて頂きたいと思っていますので、何卒ご理解をお願いしますm(__)m。
なお、勉強会等はWEBで進めさせていただくため、お申込みされる方の地域は問いません。
今、この全員が苦しい時代なので、会計に携わる者として、少しでも中小企業のためになればと思っています。