インターネット上には様々な情報が流れていますが、ブログなどの文字情報とyoutubeなどの動画情報の特徴は違うので、改めて学ぶ上での付き合い方について考えてみました。

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文字情報はオワコンか?

今では、youtubeなどの動画から、簡単にとても有益な情報を得られる時代になりました。

今後も動画やVRなどの映像を使った情報提供がどんどん増えていく流れは変わらないと思います。

このような時代の流れから「もう文字はオワコンで、動画の時代だ!」というような風潮の情報が多いのも事実です。

情報発信する側の意見から見れば、動画はより重要になることは間違いないですが、一方で情報の受け手からすると、ブログや記事などの文字情報にも優れた面がたくさんあります。

この記事では、情報の受け手側の視点から「ビジネスに必要な情報を得るために」という観点から、文字と動画のそれぞれの特徴を整理しました。

文字情報と動画情報どちらが優れているの?

まず結論からですが、文字情報と動画情報のどちらが優れているかどうかは、

  • その人の好み
  • 情報の内容
  • 情報を見る状況

などによって違うので、どちらの方が優れていて、どちらの方が優れていない、ということはありません。

多くの人が、日常の生活において、youtube、ネット記事、本などから、それぞれの目的に応じて使い分けながら学でいると思います。

この記事では、欲しい情報を得たり、学習するために、文字と動画の特徴を理解して、その上での情報との付き合い方を考えていきたいと思います。

文字情報の良いところ

まず、文字が優れているのは、「マイペースに情報を得ることができる」という点です。

「マイペースに情報を得ることができる」という点をもっと掘り下げていくと、

  • たくさんの文字が並んでいても、人間の目と脳が、キーワードから勝手に欲しい情報か不要な情報かを判断できるしてくれるので、自分が欲しい情報かどうかの判断が早くできる(例えば、WEBページをザッピングしながら情報収集することが簡単にできる)

  • 自分が調べたいキーワードでの検索が簡単にできる(検索エンジン、サイトともに検索が簡単)
  • 自分が気になったサイトについて、自分のペースでゆっくりと読み進めることができる

  • 理解できないところやじっくり読みたいところは、何度も何度も読み返すことが簡単にできる

  • 情報を簡単にコピペして、自分独自のメモ帳を簡単に作ることできる
  • ノートや本などの紙ベースにしてしまえば、電力がない状態でも情報に触れることができる

という点です。

文字は、自分の好きなタイミングで、自分の好きなように、情報を受け入れて学習していくことができる点が圧倒的に優れていると思います。

文字が動画に対して弱い部分

とらえ方次第でもありますが、ビジネスに関する学習をする上で、文字が動画に対して弱いなと思う点は、

  • 限られた文字という情報で伝えるため、受け手によって理解が異なってしまうことがある(もちろん動画も同様ですが、文字の方がその理解度の差が大きいという意味です)

  • 実際に自分が「目」で情報を見なければならないため、基本的には「ながら学習」はやりにくい(電車で移動しながらぐらいは可能)

  • 自分の目と脳を使って能動的に情報収集をするため、集中力を使い、より脳が疲れやすい

という点です。

文字は、動画よりも情報量が少なくなるため、情報の受け手側が簡単に理解できなかったり、自分の脳と目を活用して情報を取りにいかないといけない、というのが文字が動画に対して弱みがある部分になります。

動画情報の良いところ

文字の特徴との裏返しになりますが、動画にも以下のような、たくさんの優れた点があります。

  • 動画は、音声に加えて、発信者の表情、身振り、手振り、テロップなどからたくさんの情報を得ることができる
  • 脳をフル回転させなくても情報が入ってくるので、ながら学習が可能(興味がある部分だけ集中して見聞きすることが可能)
  • 集中する部分としなくていい部分を使い分けることで、脳の疲労感が少なく、長時間の学習もしやすい
  • 文字だけでは理解が難しいものも、動画だと比較的容易に理解できるコンテンツも多い

動画は、文字に比べて情報量が多いため、受け手側も理解しやすく、学ぶ際にとっつきやすいというのが非常に優れている点になります。

動画が文字に対して弱い部分

動画は、発信者側がペースを握った情報提供になっているという点が、学ぶ上で文字に対して弱い部分となります。

この点をもっと掘り下げていくと、

  • 例えば、動画のサムネイルや文字での説明があっても、基本的に見てみるまで内容がわからない
  • 動画を見るためには、文字で学習するよりもまとまった時間が必要(少なくとも10分ぐらい以上の隙間時間が必要)
  • 自分にとって価値ある動画かすぐにわからない、動画を見て何も得るものがなければ残念な気持ちになるので、無難に人気youtuberなどの動画を見がちになる(再生回数が少ない価値ある動画の発掘などは現状難しい)
  • 動画は出演者が話をするペースで進んでいく(できることは倍速で聞いたり、早送りできる程度)
  • 聞きたい部分だけを繰り返し見たり、抽出するのが手間がかかり面倒
  • 欲しい部分だけをカットした動画メモのようなものは作りにくい(仮に作れたとしても恐らく見ない)

という点になります。

動画は学ぶ上で非常に効果的です。

一方で、自分から意識的に情報の取捨選択をしなければ、知らず知らずのうちに好きなYouTuberの動画しか見なかったり、発信者主体の偏りのある情報しか得られなくなってしまうということが注意点です。

文字と動画との付き合い方まとめ

今後、ますます動画、VRなどで提供される情報は増えてきますが、文字は文字でその良さがあることから、今後も文字でのコンテンツは継続して作られていくと思います。

情報の特徴や性質を把握して、自分どのようなスタイルで、世の中の溢れんばかりの情報と付き合っていくのかを整理しておくことが、効率的に学習する上で重要になります。

例えば、

  • まずは毎日の通勤や散歩の中で、youtubeなどの動画で最新の情報を幅広く得る
  • youtubeで仕入れた情報で、もっと脳みそを働かせながら集中して学習したいと思うことは、ネットや本などの文字情報で体系的に学ぶ
  • 学んだ情報をblogなどの文字情報、youtubeなどの動画情報で自ら発信し、アプトプットを通じて、さらに知識やノウハウの蓄積を図る

このような形で学習のサイクルを回していくと、文字と動画からより効果的で学んでいけるのではないかと思います。